お久しぶりです、みなさまお元気ですか?
昨日は雨、湿気に鬱々としましたが、今日は打って変わり気持ちのいい晴れです☀️
前回書いてからほぼ1ヶ月も経ってしまいました。なんて時の過ぎるのが早い事だろう…。
日々充実している証拠とも言えますかしら。
今日はぬか枕のお話を。
ぬか枕っていうのは、鍼を刺す練習のための道具です。
容器に煎ったぬかをぎゅうきゅうに、それはもうギュウギュウに、硬いこんもり小山になるまで詰めたら出来上がりです。
わたしが作ったぬか枕はこちら。
裾の布をまだ切ってない状態なので下の容器が隠れて見えませんが、
かなり素敵な丸みを帯びていますでしょう?(ドャァ)
タコのはっちゃんと名付けました。🐙
これ、作るのすんごーく大変だったんですから…。
1人じゃとても無理です。。
詰めては縛って、重石をしてさらに詰めて…をひたすら繰り返します。
このとき重石が軽いといつまで経っても完成しません。煎ったぬかはとてもふかふかしてるのです。
詰めても重石を外すとフワァ〜っと浮いてくるのです。
わたしはコタツの足がちょうど良い大きさだったので、容器の直径とほぼ同じサイズの落し蓋をつくって、
コタツの上には2Lペットボトルの6本入りを乗っけて、
根気よーく、試行錯誤を繰り返し、、2,3日かかって作りました…達成感もひとしおです。(途中からなんでこんな古典的なやり方にこだわるんや!とイライラしてましたけどね笑)
ぬかは煎らないとダメなんですって。
脂が浮いてきたり、刺入した鍼を痛めてしまいます。(銀鍼などはとても錆びやすいです)
煎り加減はキツネより🦊少し焦げ茶。↓
煎はじめはこのくらいの白さ。↓
煎っているときはとても香ばしいいい香りがします。
全部でおおよそ500g近く使ったと思います。
あ、そうだ、煎ったぬかは茶漉しでこします!!
これが、また…ひじょーにメンドくさい。笑
でっかい茶漉しがあればいいけど、うちにはお茶サイズのものしかなく!(買えばよかった)
大変でした。
ぬか枕をつくる学校がどれくらいあるか知りませんが、
検索するとわりと出てくるんですよねこれが。
でも大抵、上の写真にあるような真っ赤な布(着物の裏地に使うもので素材は絹、学校から支給)を使ってるので、もしやみんな同じ学校の人たちでは…と思っています。
(つまりぬか枕を作らせるのは東鍼くらいなのか…?)
まぁ、でもがんばって作ったぬか枕には自然と愛着が湧きますね。
これでばりばり練習したいと思います。
しかし今のところ学校での練習には使っていません。まだ。
学校にはシリコン素材(いろんな硬さある)の便利な刺鍼練習機があるのです!(これ使ったらええやないかーー!)文明の利器です。
…。
余ったぬかは今度クッキーにでもしようと思います。 🍪
今日も素敵な1日をお過ごしください。